声優になるには、滑舌の良さは必要か、否か。
声優を目指している方にとって、とても気になる点だと思いますが、多くの声優の方の滑舌を矯正している立場からすると、滑舌の良さは必要です。
声優の方は「声」をお仕事としていますので、元々のお声がとても特徴的ですし、表現力などもお持ちです。
ただ、この「表現力」に影響が出るのが「滑舌」です。
それでは、声優の方からよく聞くお悩みを元に、声優になるのに滑舌の良さは必要か、詳しくご説明します。
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Q声優になるのに、滑舌の良さは必要ですか?
声優になるのに、滑舌の良さは必要ですか?
はい。滑舌の良さは必要です。
Aはい。滑舌の良さは必要です。
声優になるのに、滑舌の良さは必要です。
中には、声質が良ければ、滑舌は悪くても個性があって良いのではないか、と考える方も少なくありません。しかし、声優の方から、現場でお仕事をして「ぶつかる壁」をよく伺います。
ヴォイスレッスンジャスに、滑舌を良くしたいとお越しになる声優さんのお悩みの多くは、下記の通りです。
- 滑舌が悪く、表現に集中できない。
- 思った通りに、セリフが言えない。
- 滑舌が悪く、リズムが崩れる。
滑舌が悪く、表現に集中できない
声優の方から「ら行の滑舌が悪く、だら、なら、などと、等、苦手な組み合わせがくると、噛みそうになるので、自分のしたい表現に集中できません。」というお悩みをよく伺います。
下読みをする時には、言えるが、いざ、役をつけてセリフを言うと、どうしても言えない、とお悩みの方が多く、噛まないように読むことに必死で、表現に集中できない状態が起きています。
まさか、声優という仕事なのだから、周りの方は、滑舌が悪い悩みを抱えているとはつゆ知らず、「もっとこうして」と表現力を求めますが、そこに注力できない声優さんが多くいらっしゃいます。
思った通りに、セリフが言えない
滑舌が悪い場合、自分が想像している表現力と口から発せられる表現力に差が出る場合が多くあります。
「勢い」をつけて言えば、何とか言えるが、表現が変わってしまう等、発音が悪いことで、思った通りの音が発せられず、思った通りにセリフが言えない状況が起きます。
弱く言おうとすると、言葉が滑ってしまったり、言葉が滑らないように強く言うと、表現が変わる等、舌をコントロールができないことで、表現に差が出てしまいます。
滑舌が悪く、リズムが崩れる
滑舌が悪いことで、リズムが崩れることがあります。
舌をコントロールし、発音をコントロールできる場合には、思ったリズムで表現ができますが、苦手な言葉の部分で、言葉が流れてしまうことで、リズムが崩れます。
例えば、ゆっくり言いたい場所だが「などの」で滑ることで、その部分のセリフだけ速くなってしまう等です。
アニメやドラマの吹き替えの時に、すごくシリアスな場面など、ゆっくり溜めていうことが求めらる状況で、言葉の一部分だけが「ダダダッ」と速くなり、録り直しが必要になってしまうなど、仕事に影響が出てしまいます。
効果的な滑舌トレーニング方法とは?
声優の方が的確にトレーニングを行うための、効果的な滑舌トレーニング方法は、50音それぞれに合った「舌のトレーニング」です。
「声優の方へ行う滑舌練習の方法」の通り、滑舌を良くするためには、滑舌が悪い原因を特定し、原因に合わせた「舌の位置を整えるトレーニング」が必要です。
音の鮮明さが重要なため、「s」や「t」等、細かい子音の音の調整も行うことが重要です。
滑舌は重要なツール
「滑舌が悪く、表現に集中できない。思った通りに、セリフが言えない。リズムが崩れる。」等は、滑舌が悪いことで起きています。
声優の方にとって「滑舌」は、自分が表現したい時に、的確な表現に繋げられるための重要なツールです。
滑舌良くセリフを言いたい時には、言うことができる舌を作ることが重要で、滑舌や表現をコントロールすることが、求めらるのです。
思い立ったら、ご自宅で簡単にできる「滑舌を良くする方法【Lesson1】舌トレーニング」をお試しください。