- ヴォイスレッスンジャス
- 東京都渋谷区渋谷1-9-5 ナスタックビル6F
- TEL:03-5950-3270

歯列が滑舌に与える影響とは?
歯列が滑舌に与える影響とは、特に、「さ行」「ざ行」「た行」等が挙げられます。
「s」「t」「z」などは「上下の歯」と「舌の位置」で発音を作りますが、上下の歯の隙間が多い歯並びの場合は、空気の漏れが生じやすく、滑舌に影響が出ます。
それでは、歯列が、滑舌にどの程度影響があるのかご説明いたします。
滑舌への影響
上下の歯を閉じた時に、上下の歯の隙間が多い場合や、上下の歯が閉じない歯並びの場合(開咬)は、歯の隙間が狭い方と比べ、空気の漏れが多く生じるなど、「さ行」「ざ行」「た行」の滑舌への影響があります。
さしすせそがしゃししゅしぇしょに聞こえる
「さしすせそ」の発音が「しゃししゅしぇしょ」のように、音が変化する場合や、息が多く抜けることで、発音や滑舌がはっきり聞こえないことがあります。
歯がでこぼこしている場合
歯がでこぼこしている場合も、「s」「z」「t」等の空気の通り道が一定ではありませんので、発音のしづらさや、発音の不明瞭さを感じることが多くあります。
歯並びが悪くても滑舌を良くすることは可能
上記のように、歯並びは、「音」や「発音のしづらさ」などに影響を与えますが、歯並びが悪くても滑舌を良くすることは可能です。
「歯並びは滑舌に関係ない?」でもご説明しました通り、発音は「舌」で作るものですから、歯並びが悪くとも、綺麗な発音にすることは可能ということ。
歯科矯正をしたのに滑舌が良くならない理由
「歯科矯正をしたのに、滑舌が良くならない」とお悩みの方が多くいらっしゃいますが、「舌の位置」を整えていないことが理由です。
歯並びは綺麗になったが、「「裏側矯正」で滑舌が悪くなるのはなぜ?」のように、滑舌が悪かった頃の舌の動きは、そのまま残ってしまうため、発音が改善されない、というものです。
「受け口(反対咬合)と滑舌の関係」の通り、滑舌を良くするためには、発音に必要な「舌の位置」を整えることが重要なのです。
まとめ
歯並びは、「さ行」「ざ行」「た行」等の滑舌に影響はあるものの、舌の位置を整えるトレーニングを行うことで、滑舌を良くすることは可能なのです。